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下松の企業が水圧体験模型販売 浸水時のドアにかかる水圧再現、早期避難呼び掛け

小学3年の児童が体験する様子の様子

小学3年の児童が体験する様子の様子

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 下松市の印刷会社「睦美マイクロ」(下松市東豊井 TEL:0833-41-0305)が4月7日、浸水時に扉にかかる水圧が体験できる模型「水圧くん」の販売を始めた。

水圧がかかった扉を押す児童

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 デザインや印刷事業をメインに、模型や看板の製作なども手掛ける同社。これまで同様の水圧体験模型を東京都下水道局や同建設局から計8台受注し、2008(平成23)年から製作してきた。これまで積極的な販売はしてこなかったが、全国各地で集中豪雨や大型台風などで浸水被害が多発していることから、県の補助金を活用し、構造や運用面に改良を加えたデモ機を製作。全国展開を計画する。

 同模型は、縦130センチ、横70センチ、高さ70センチのステンレス製で、扉で仕切った片側に水をため、扉を押すことで、浸水時にかかる水圧を知ることができる。同模型では、水深35センチで、約21キロ、水深50センチで約43キロの水圧がかかる。水の量を増減させ、負荷を変えることで子どもから大人まで体験できるという。

 都道府県や都市部の自治体などに販売し、防災イベントや学校単位で開催される防災教室などでの活躍を想定する。価格は154万円。

 山下圭三社長は「扉にかかる水圧は5センチ変わるだけで開けることができなくなる。平成30年7月豪雨では、ここ周南エリアでも川が氾濫し、浸水被害がでている。水圧の恐ろしさと早期避難の必要性を、身をもって体験し、防災意識を高めてほしい」と話す。

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