周南市北部の須金ぶどう・梨生産組合が8月25日、観光農園のナシ・ブドウ狩り営業を始めた。
周南市須金地域の果樹農家16軒で構成する同組合は「須金フルーツランド」の愛称で親しまれ、ブドウ=16ヘクタール、ナシ=7ヘクタールを栽培する。来場者自身で果物をもぎ取る観光農園は14農園で行う。ブドウは「巨峰」「ピオーネ」「安芸クイーン」、種無しで皮ごと食べられる「シャインマスカット」「瀬戸ジャイアンツ」など30品種、ナシは「親水」「幸水」「二十世紀」「豊水」、9月下旬から「新高(にいたか)」など20品種を提供する。
山本ぶどう梨園の山本誠治さんは「今年は雨も多く、大粒のブドウ、大玉のナシができ上がった。食べ応えもあり、旬を迎え糖度も上がってきている。地方発送にも力を入れているので、コロナで帰省できない人やなかなか会えない人への贈り物として、須金のナシ・ブドウを活用してほしい」と呼び掛ける。
ナシ・ブドウ狩り料金は各園共通。ブドウ園は入園無料で収穫量に応じ計量販売する(1キロ=1,620円~)。ナシ園は入園料=1,210円(試食1個と持ち帰り4個含む)。
毎年恒例の「なし・ぶどう祭」は、8月28日に開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった。
開園時間は9時~17時。10月中旬まで。