研修施設「アイランドアカデミー」(光市室積5)で3月30日、国際交流会「NIPPON LEARNING(ニッポンラーニング)」が開催された。
主催は、英語の絵本を通じ英語教育に取り組む「mamacoto」(光市中央6、TEL 0833-71-0177)。同団体代表の河村淳子さんは「県内に住む外国人に日本文化の体験を通じ日本のことを知ってもらうと同時に、英語を学んでもなかなか話す機会のない人たちに実践・交流の場を提供したい」と話す。今年1月には「和菓子」をテーマに同イベントを初開催した。
今回は「着物」をテーマに、「礼法きもの学院」(柳井市)の河髙秀子さんを講師に招き、着物の着付け体験や帯についての知識などを、外国人7人を含む20人に伝えた。参加者らは色とりどりの着物に身を包み、国際交流を図った。
プエルトリコ人で光市在住のデニス・ゴティエ・ドゥモアさんは親子で参加。母親のデニスさんは「日本の文化に直接触れることができて光栄。帯がきつく着るのは大変だったが、今でも着物を楽しむ文化が受け継がれていることが素晴らしい」と話す。デニスさんの娘は「着物も帯も自分で選んだので気に入っている。学校にも着ていきたい」と笑顔を見せていた。
同イベントは、4月8日に光市室積の海商通りで開催される「きものでぶらり in むろづみ」のプレイベントともなっており、希望者は着物モデルショーにも参加を予定する。