徳山駅前再開発事業のオフィスビル「TOKUYAMA DECK D1(トクヤマ デッキ ディーワン)」(周南市みなみ銀座1)が完成し、8月26日、竣工式が行われた。
2020年に徳山駅前再開発事業組合を設立。徳山駅前のみなみ銀座商店街と銀座商店街の一部を再開発し、商業棟やホテル棟、住宅棟などを建設する。再開発のグランドオープンは2023年12月を予定する。
今回完成したのは、徳山駅から空中通路で直結するオフィスビル「TOKUYAMA DECK D1」。鉄骨造地上6階建てのビルで、延べ床面積は約2500平方メートル。1階~3階は山口銀行、4階~6階は徳山商工会議所が所有する。
入居するのは、1階=山口銀行ともみじ銀行による複合店と周南観光コンベンション協会「まちのポート」、3階=商工中金徳山支店、4階=徳山商工会議所、5階=アクサ生命保険、6階=司法書士事務所「司法ネットきぼう徳山事務所」など。
竣工式には施主や再開発組合、テナント関係者ら約30人が出席。神事が執り行われた後の主催者あいさつで、徳山商工会議所の宮本治郎会頭は「産業拠点として中心市街地の活性化を図るという商工会議所の役割を果たしたいと移転を決意した。親近感のあるオープンな雰囲気で会員の皆さんをはじめ多くの方々が気軽に立ち寄り利用できる交流拠点にしていきたい」と話す。
山口銀行の曽我徳将頭取は「機能集約によりお客さまの利便性はこれまで以上に向上し、従来の銀行店舗のイメージを払拭し、新たな付加価値を提供していきたい。徳山駅周辺のにぎわい増進、繁栄の一助となる存在であり続けたい」と話す。
徳山商工会議所、山口銀行ともみじ銀行の複合店、周南観光コンベンション協会などは9月5日に営業を開始。駅直通の2階デッキは10月初旬の利用開始を予定する。