海上自衛隊・米海兵隊岩国航空基地(岩国市三角町2)の一部が開放された日米親善イベント「フレンドシップデー2023」が4月15日、開催され多くの人でにぎわった。
コロナ禍を経て4年ぶりの開催となった同イベント。朝から小雨が降るあいにくの天気にもかかわらず、会場には家族連れや航空機ファンなど約6万2000人(主催者発表)が来場した。
米海兵隊や自衛隊の航空機が地上展示された会場では、隊員らと交流し記念撮影をする様子や、MV22オスプレイ、C130など輸送機内部の見学に長い列を作る様子が見られた。
天候の影響で一部演目が中止や変更が余儀なくされた航空ショーでは、F16戦闘機やF35ステルス戦闘機が大きな音を立てながら高速で雲を突き抜ける様子や、小型飛行機が急降下やきりもみ回転などをして見せる曲芸飛行の様子を航空ファンたちが熱心にカメラに収めていた。
最終演目の「ブルーインパルス」は、飛行準備中に天候悪化を受け急きょ、滑走路を編隊走行する陸上滑走となった。
広島市中区から家族と訪れた小学3年生の男児は「ブルーインパルスが飛ばなかったのは残念だったが、航空ショーはとても迫力があって楽しかった」と笑顔で話した。