臨済宗寺院「普賢寺」(光市室積8、TEL 0833-79-1223)境内で5月14日・15日、「普賢まつり」が開催される。
播州・書写山円教寺の性空上人(しょうくうしょうにん)が平安時代中期に開山したという同寺院。「ふげんさん」の名で親しまれる本尊の普賢菩薩は、「延命」「海運守護」に御利益があるとして、地元民をはじめ、多くの漁師や海運事業者たちの信仰を集めている。境内には、雪舟作と伝わる枯山水庭園もある。
毎年4~6万人の来場客でにぎわう「普賢まつり」は、江戸中期に始まったといわれる歴史ある祭りで、性空上人の命日にちなみ毎年5月14日・15日に開かれている。14日が平日の場合は、近隣の小学校が午後から休みになる。
両日、海商通りや境内では、飲食販売、植木、農業器具、陶器、雑貨などの露店や、お化け屋敷など約250店が軒を連ね、22時ごろまでにぎわいを見せる。
同寺副住職の桝野統胤さんは「お祭りを楽しむと同時に、普賢菩薩さまとのご縁を結びにお参りしていただければ」と呼び掛ける。