周南市北部の鹿野地域で5月20日・21日、「いっておかえり鹿野市(かのいち)」が開かれる。
江戸時代から毎月3が付く日に行われていたという「市」を復活し、同地域の魅力を発信しようと住民ら有志で作る鹿野ブランド創出研究会が主催する同イベント。「懐かしくて、あたらしい、昭和のかほり」をテーマに初夏と秋の年2回行い、今回で11回目となる。
メイン会場である旧山代街道沿いの民家や空きスペースでは、山口県立大学の学生有志グループ「鹿野人」が、江戸時代から続く特産品「鹿野茶」の接待と新茶販売を行うほか、鹿野小学校児童が企画・販売を手掛けるブース出店(20日のみ)、地元住民による掘り出し市や特産加工品や手作り雑貨などを販売するブース、思い出の写真やアート作品を展示するギャラリーなどを展開する。
今回から新たに大町会場が加わり、地元企業による焼きそばや焼き鳥の販売やカフェコーナー、ゲーム大会や餅つき、バンド演奏なども行う。
鹿野町商工会(周南市鹿野上、TEL 0834-68-2259)の国重文治さんは「新緑のきれいな季節、鹿野へのドライブも楽しみながら、鹿野の古い街並みや観光名所の寺院や清流通りなどゆったり時間の流れる『かの時間』を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。