障害福祉サービス事業所「周南あけぼの園」(周南市久米)が12月2日・3日、障がい者の作品展「すばらしき予想外」をJR徳山駅南北自由通路などで開催する。
同所の作家グループ「アトリエnon」が主催する、山口県内で芸術活動をする障がい者を対象とした公募展「みちあふれる表現」が10回目を迎えることを記念して企画した。これまでの受賞作品の展示やライブペインティング、マルシェを展開する。徳山駅前図書館1階のアートウオールでは、第10回の受賞作品45作品を展示する。
駅南北自由通路では、アトリエnonに所属する徳原望さん、八木映子さん、増田訓大さん、藤村義孝さんなど6人の作家作品と、maiさん、さくらゆきさん、宮部隆文さんなどの受賞作品を展示販売する。2日は櫻井一城さんとさくらゆきさん、3日は徳原望さん、藤村義孝さんが実演制作を行う。
徳山駅前図書館2階のインフォメーションスペースでは、アトリエnon(グッズ)や「夢ワークあけぼのはんぷ工房結」(帆布バッグ)、「大和あけぼの園」(雑貨)、「岩田あけぼの園」(コーヒー)が出店。「弥五郎ドーナツ」、「ひかり弁当」、「suou coffee factory(周防コーヒーファクトリー)」などが出店し、焼き菓子や弁当、コーヒーなどを販売する。
周南あけぼの園の相本菜月さんは「普段、障がいのある人たちの作品作りを見ていると、予想外の展開に『そう来るか!』と驚くことがよくある。違った視点から生まれる『予想外』な作品を実際に見て体感してほしい。障害者アートの世界と出合うきっかけの一つになれば」と話す。
開催時間は11時~16時(実演制作=各日11時~14時)。第10回受賞作品の展示は、12月18日まで。