JR徳山駅(周南市御幸通り)に5月22日、豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)」が立ち寄り、歓迎式が行われた。
瑞風は、京阪神地区と山陽・山陰エリア間を走る10両編成の列車で、食堂車やバーカウンター付きのラウンジカーなどで構成する。定員は最大34人。料金は客室の種類によって異なり、1泊2日のコースで、ロイヤルツイン=27万円、ロイヤルシングル=33万円、ザ・スイート=75万円。いずれも1人当たりの料金で、利用人数やコース、シーズンによっても変動する。山口県内では南岩国駅、下関駅、萩駅・東萩駅で停車し立ち寄り観光を行う。徳山駅での乗客の乗り降りは無いが、乗務員の交代で4分間停車する。
この日は、6月17日から運行開始に伴い、関係者らを乗せ本番さながらの試運転が行われた。12時12分、徳山中央保育園の園児53人を含む約100人が見守る中、1番線ホームに到着。園児たちは、周南市出身の作詞家、故まど・みちおさんの「ぞうさん」や「線路は続くよどこまでも」、「手のひらを太陽に」の童謡3曲を披露、車内の乗客らも笑顔と手拍子で応えた。列車出発の合図に、園児たちは大きな声で「バイバーイ」とのぼり旗を振りながら見送った。
次回の「瑞風」の徳山駅への乗り入れは6月25日で、同駅の保見孝好駅長は「今後も地域の方々に協力を仰ぎながら歓迎式を開いていきたい」と話す。