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下松・笠戸島ハイツ跡再開発にリゾートホテルやカフェ 高山石油ガスが整備を提案

高山石油ガスが提案した笠戸島ハイツ再開発模型 リゾートホテルを提案

高山石油ガスが提案した笠戸島ハイツ再開発模型 リゾートホテルを提案

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 下松市は12月4日、笠戸島ハイツ跡地活用事業の公募型プロポーザルに、瀬戸内の眺望を生かしたリゾートホテルとショップやカフェなど商業施設の整備を提案した高山石油ガス(下松市平田)を優先交渉権者に選定したことを発表した。

プロポーザルで提案された再開発エリアの模型の写真(下松市提供)

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 2019(平成31)年3月に閉館した宿泊施設・笠戸島ハイツ跡を管理する下松市が、民間活力(資金)を活用し、新たな観光関連施設を整備しようと実施したプロポーザル。高山石油ガスは、山口県内で石油・ガスなどエネルギー供給を担う高山石油グループの中核企業で、LPガスや住宅機器設備の販売、リフォーム事業を展開するほか、昨年8月には、山口市でフラワーショップ「T's FLOWER MARKET(ティーズフラワーマーケット)」をオープンした。

 提案では、眺望を生かした全室オーシャンビュー・個室露天風呂付きなどの客室30室や、レストラン、エステ、展望台を有する木造平屋建てのリゾートホテルを整備する。併設する商業エリアは、2期に分けて開発を予定し、第1期ではカフェやフラワーショップなどを計画する。マルシェなど定期的なイベントが開催できる交流スペースや、島内周遊の促進を図るため観光案内のコンシェルジュデスク機能を配置する。2026年のグランドオープンを目指す。

 企画財政部の中山昇次長は「笠戸島の玄関口に位置する跡地活用が大きく前進する。宿泊をはじめとした観光、商業、地域交流の新たな拠点として期待している」と話す。

 市は今後、30日以内に同社との基本協定を締結し、事業計画の協議を進める。

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