遠石八幡宮(周南市遠石)で12月25日、初詣客を迎える巫女(みこ)の研修会が行われ、アルバイトの地元女性が参加した。
正月三が日に約20万人の参拝客を見込む同神社では、毎年巫女のアルバイトを募集している。
同日、新南陽高や徳山商工高や光高の生徒、大学生、一般アルバイトの計27人のうち16人が参加。宮司の黒神直大さんが「神社では、家や学校、普通の店とは違う言葉遣いで参拝者の迎えをする。お参りの方にいいお正月だったと言ってもらえるようお手伝いをお願いします」とあいさつした。
参加者は、巫女の3人から、白衣・緋袴(ひばかま)の着方や畳み方を教わった後、巫女奉仕の心構えや立ち振る舞いなどを習い、明日からの準備を整えた。
初めて巫女を務めるという徳山商工高2年の田原千凜さんは「巫女をしている先輩の勧めで応募した。覚えるのが大変そうだが、いい経験になりそう。地域貢献につながれば」と意気込む。
アルバイト巫女は明日から交代制で縁起物の準備を行い、三が日は破魔矢やお守りの授与などを担当する。