「周南市二十歳の記念式典」が1月7日、周南市文化会館(周南市徳山)で開催された。会場は、晴れ着やスーツに身を包んだ参加者でにぎわい、同級生との再会を喜ぶ姿が見られた。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行後、初の通常開催となる同式典。今年は1444人の対象者のうち、985人が参加した。
式典のテーマは「新しい周南のリーダーズ~そのうちじゃなくて~」。周南公立大学生や社会人11人による同式典の企画委員会が、二十歳を迎える人々に今後の周南市のリーダーとして活躍してほしいという思いから決めた。
オープニングでは、「大徳山太鼓回天保存会」が和太鼓の演奏を披露した。大谷翔平選手や藤井聡太八冠、若い世代が発する「景色」という言葉に触れながら藤井律子市長は「世界は予測できないほどの速さで変化しているが、本当の幸せを見失うことなく、自分の景色を描いて、後悔のない日々を歩んでほしい」と祝辞を寄せた。
式典での「二十歳のメッセージ」には、20歳を迎えた4人の代表が登壇。白井椎葉さんが「今ある状況を当たり前と思わず、感謝していきたい。人とのつながりを大切にし、新しい出会いや挑戦を通じて可能性を広げ、信頼される大人になりたい」と決意を述べた。