周南市のレーシングチーム「INGING(インギング)」が3月3日、自動車サービス複合施設「Felix88」(下松市望町4)で「全日本スーパーフォーミュラ選手権」参戦の体制発表会を行った。
最高時速300キロを超える国内最高峰の全日本スーパーフォーミュラ選手権に2006(平成18)年から参戦している同チーム。チームの母体は、トヨタカローラ山口(周南市新地1)。2016(平成28)年と2017(平成29)年は、ドライバーとチームのダブルタイトルを獲得している。昨シーズンは、チームとして表彰台は3度(2位=2回、3位=1回)獲得するも優勝は逃し、年間ランキング4位の成績に終わった。
今シーズンは、新たなメインパートナーに経営コンサルタント会社「ベルテクス・パートナーズ」(東京都)を招き、「ベルテクス・パートナーズ セルモ・インギング」のチーム名で参戦。ドライバーは、チーム4年目でエースナンバー38号車を運転する阪口晴南選手、新たにチームに加入した大湯都史樹選手(39号車)が務める。
ファンやスポンサー約130人が見守る中行われた体制発表会には、立川祐路監督と阪口選手、大湯選手が出席した。
阪口選手は「チームのエースナンバーを背負う身として、今年は絶対結果を残す。強い気持ちで挑みたい」と意欲を見せる。大湯選手は「ホンダ所属のドライバーから、今年トヨタに移籍し、とても新鮮な気持ち。チームに貢献したい」と意気込む。
立川祐路監督「どちらのドライバーも早し、実力も十分。同世代で戦ってきた2人が同じチームになり、お互い負けたくないと思うが、その向上心をチームとして良い形につなげタイトルを目指したい」と話す。
同選手権は3月10日の鈴鹿サーキット開幕戦を皮切りに全9戦行われる。