岩国航空基地（岩国市三角町2）の親善イベント「フレンドシップデー2024」が5月5日に行われ、家族連れや航空機ファンなど11万3000人が来場した。

11万3000人が来場したフレンドシップデー会場の様子

　海上自衛隊と米海兵隊が主催する基地開放イベント。昨年はG7広島サミット開催のため4月に開催。コロナ禍もあり「こどもの日」の開催は5年ぶりとなった。

　会場では、来場者が地上展示された航空機を前に隊員と交流したり、部隊オリジナルのステッカーやTシャツを買い求めたりする様子や、ピザやハンバーガーなどアメリカンフードに長い列を作る様子が見られた。この日、モデルでタレントの小杉怜子さんが1日軍司令として会場を訪れ、航空学生によるファンシードリルなどを見学した。

　航空ショーでは、F35ステルス戦闘機やFA18戦闘攻撃機がごう音を響かせ飛行したほか、オスプレイから降りた海兵隊員が作戦を実行するデモンストレーションなどを披露した。会場では、高速飛行する航空機を写真に収めようと大きなレンズを向けるファンの様子が見られた。

　航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」は、乱れのない編隊飛行や、スモークでハートや星のマークを描くアクロバット飛行を披露すると、会場から大きな拍手と歓声が沸き上がった。

　広島市から家族で来場した小学生の兄弟は「ブルーインパルスがきれいに並んでかっこよかった」「音がすごくてびっくりした」と話していた。