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周南のケーブルTV局が「三作神楽」番組DVDを保存会と里づくり協議会に寄贈

(右から)佐藤貴志三作神楽保存会会長、橋本剛士CCS社長

(右から)佐藤貴志三作神楽保存会会長、橋本剛士CCS社長

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 「シティーケーブル周南(=CCS)」(周南市銀南街)が5月7日、「三作神楽(みつくりかぐら)」を題材にした番組のDVDを三作神楽保存会と和田の里づくり協議会に寄贈した。

徳山駅前で披露した三作神楽の様子(写真提供=CCS)

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 周南市和田三作地区に1300年前から続く国指定重要無形民俗文化財の「三作神楽」は、6年に一度行われる式年祭で神社に奉納する伝統芸能。

 同局が2022年9月から2024年1月まで約1年半かけ、三作神楽保存会の活動や同会長の佐藤貴志さん、地区に住む人々の暮らしを取材し65分間にまとめたドキュメント番組「23 our promise」は4月1日~7日、同局で放送した。

 同番組では、2023年11月に行われた式年祭の様子や、道の駅「ソレーネ周南」や徳山駅前で披露した演舞の様子、2022年に和田中学校で発足した三作神楽クラブ、地域のイベントなどに取り組む様子を紹介。少子高齢化や過疎化など地域が抱える課題にも焦点を当てた。番組制作を担当した田中紘司さんは「タイトルにある『23』は式年祭で奉納する演舞の数。地域の人々が6年に1度、氏神との約束を守るために取り組む姿を通じ、豊かさとは何かと考えてもらおうと番組を制作した」と話す。

 同局では今回、地域活性化や伝統継承に役立ててもらおうと、同番組を収録したDVDとブルーレイディスクを計10枚作成。寄贈式で橋本剛士CCS社長が佐藤貴志三作神楽保存会会長に手渡した。

 佐藤会長は「式年祭だけでなく地域の取り組みまで丁寧に取材していただいた。和田地区の良さや私たちがどのような思いで活動し伝統を守り続けているのか、多くの人に見ていただきたい」と意気込む。

 同DVD・ブルーレイは今後、和田小学校、富田中学校、市民センターなどに配布するという。

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