カプセルトイ販売機「下松市お宝ガチャ」が8月23日、下松市立図書館(下松市大手町2)に設置された。
下松市の文化財や歴史に興味を持ってもらおうと同施設が企画、設置した。下松市公式マスコットキャラクター「くだまる」、「天王森(てんのうもり)古墳」(桜町3)や「宮ノ洲(みやのす)古墳」(東豊井)の出土品をモチーフにデザインしたグッズ計10種類を、1回100円でランダム販売する。
同グッズのラインアップは、2022年7月に天王森古墳周辺で見つかった、大刀形(たちがた)、家形(いえがた)、巫女(みこ)の埴輪(はにわ)をはじめ、「くだまる」の古代人・はにわバージョンのマグネット6種、宮ノ洲古墳から出土した国指定重要文化財の銅鏡(三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)2種、三角縁盤龍鏡(さんかくぶちばんりゅうきょう)、内行花文鏡(ないこうかもんきょう)をデザインした鏡4種。
「当たりカード」が出ると全10種類コンプリートセットを進呈する。カプセルには、出土品の解説文や埴輪の3D画像、天王森古墳の空撮動画にアクセスできるQRコードを掲載したミニブックを同封する。
同施設スタッフの塩月真彦さんは「7月末に開催したイベントで来場記念として無料体験・配布したところ大変好評で、『ぜひ販売してほしい』『全種類集めたい』との声をいただき今回販売機を設置した。多くの人に下松の古墳や文化財を知ってほしい」と話す。
開館時間は9時30分~18時30分(土曜・日曜は17時30分まで)。月曜、第4木曜、祝日、年末年始休館。