山口県内のクリエーターが手がける仕事に触れてもらおうというイベントが2月15日・16日、徳山駅に直結する複合施設「徳山デッキ」と周辺施設で開催される。

　デザインやクリエーティブ産業への理解と普及を通して地域産業の活性化や地域の魅力創出発信に取り組もうと2020年7月に設立された「山口県クリエイターズ会議」（宇部市小串）が開催する同イベントは「YCC Design Commit（デザインコミット） 2025」。テーマは「メイキング－クリエイティブの裏側。」。県内クリエーターの仕事に触れることでデザインやクリエーティブ産業に興味を持ってもらおうと講演会やワークショップ、会員の作品展示などを行う。

　講師にコピーライター・写真家の日下慶太さんを招き、講演会とワークショップは2日間に分けて開く。日下さんは約20年電通に勤務し、商店街の活性化を目的に各店舗のユニークなポスターを制作する「商店街ポスター展」などを手がけた。15日は、「シネマ ヌーヴェル」（銀座2）で「クリエイティブで街と人を変えていく」をテーマに講演会を行う（参加費2,000円、学生以下無料）。16日は、徳山デッキ内のレストラン「MINATOE198」で「自分のキャッチコピーを考えてみよう」をテーマにコピーライティング・ワークショップを開く（参加費500円）。

　期間中、徳山デッキで「地元クリエイターの仕事展」を開くほか、周辺の会員施設で写真撮影やトートバッグ制作、建築模型制作などのワークショップを行う。

　実行委員長の繁永政志さんは「周遊型のイベントでもあり、徳山の街を歩きながら新たな発見をしてもらう機会になれば。学生などがデザインやクリエーションの分野を志すきっかけになったり、地域内外の人々がつながったりすることで、徳山がクリエーションであふれる街になれば」と話す。

　開催時間は10時～18時。