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周南市美博館でやなせたかし展 原画中心にゆかりの品300点超

来場を呼びかける周南市美術博物館学芸員の松本久美子さん

来場を呼びかける周南市美術博物館学芸員の松本久美子さん

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 「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」が11月14日、周南市美術博物館(周南市花畠町)で始まった。

周南市美術博物館で開催されている「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」展示の様子

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 1919(大正8)年生まれ、高知県出身のやなせたかしさんは、漫画家、詩人、絵本作家、イラストレーター、デザイナー、編集者などさまざまな顔を持ち、雑誌などのインタビューで生前、「人を喜ばせることが人生最大の喜び」と語っていた。同展では原画約200点を中心に計300点を超えるやなせさんゆかりの品を紹介する。

 会場では、「やなせたかし大解剖」「漫画」「詩」「絵本/やなせメルヘン」「アンパンマン」のテーマ別に展示。「てのひらを太陽に」「やさしいライオン」「アンパンマン」「絶望のとなりに」などの作品・原画、やなせさん着用の洋服や愛用の画材、「アンパンマンのマーチ」原稿、やなせさんが英文字レタリングを担当した百貨店「三越」のショッパー原画などが並ぶ。

 11月24日と12月13日は関連イベントとして、学芸員によるギャラリートーク(各日14時~)を行う。このほか、会期中は同展限定グッズなどの販売も行う。

 同館学芸員の松本久美子さんは「なかなか見られない貴重な作品をたくさん並べ、余すことなくやなせさんの仕事の全貌を見ることができる展示になった。やなせさんはいろいろな人とのつながりによって仕事が舞い込んできたということも感じられる。朝ドラ『あんぱん』を見ていた人は、ドラマを思い出しながら楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は9時30分~17時。入場料は、一般=1,300円、大学生=1,000円、18歳以下無料。月曜休館。12月28日まで。

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