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下松の実業家・久原房之助の功績伝える短編映画が完成

完成報告会と上映会の様子

完成報告会と上映会の様子

 実業家・久原房之助の功績を伝える短編映画「どこかの誰かのために~久原房之助の志を継ぐ~」の完成報告会と上映会が3月25日、ほしらんどくだまつ(下松市大手町2)で行われた。

完成報告会と上映会の様子

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 地域の礎を築いた人物の志を次世代に伝えようと、周南青年会議所が企画し、NPO「プロジェクトFくだまつ」が制作した同映画。

 久原房之助は明治から昭和期にかけて活躍した実業家。鉱山開発や産業振興に取り組み、下松では工業都市構想を打ち立てた。現在の日立製作所笠戸事業所につながる造船所の整備に関わったほか、工業人材の育成を目的に現在の下松工業高校の前身となる実業学校を私財で創立するなど、「ものづくりのまち下松」の基盤づくりに関わった。

 脚本・監督は光市在住の作家で俳優の室積光さん。物語は、下松工業高校OBで教師でもある主人公が、創立者・久原房之助を知らない現役生徒の姿に衝撃を受け、演劇を通してその志を伝えようとする内容。仲間との温度差に悩みながらも、久原の志と向き合っていく姿を描く。俳優の村田雄浩さんが友情出演し、物語の要となる人物を演じる。作品時間は36分。撮影は昨年10月末、周南市や下松市内などで3日間かけ行った。

 上映会当日は、国井益雄市長や下松工業高校生徒、同映画出演者など合わせて70人が集まった。上映後にはトークイベントが開かれ、室積さんと出演者が作品に込めた思いなどを明かした。

 周南青年会議所理事長の山本将平さんは「地域の歴史や思いを次の世代に伝えたい。久原房之助の『どこかの誰かのために』という行動を通して、子どもたちが自ら考え、誰かのために行動するきっかけになれば」と話す。

 周南青年会議所は今後、周南市、下松市、光市の小・中・高校に地域教育の教材としてDVDを配布する予定。

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