周南市徳山湾で11月2日、JTB中国四国徳山支店(周南市銀座1、TEL 0834-22-0808)が企画する「徳山湾クルーズ」が行われた。
同クルーズは、3日に徳山港周辺で開催された「第1回 周南みなとまつり ミナトのミーツ」に合わせ企画されたツアーで、普段は広島湾を巡るクルーズ船「銀河」を招き、2日、3日にランチクルーズや工場夜景を楽しむディナークルーズなどが行われた。
2日11時からのランチクルーズでは、乗客84人を乗せ出航。乗客は徳山湾に浮かぶ島々や化学プラントなどの工場群、周南特産品である御影石の石切り場などを眺めながら、山口県産の食材を使ったランチや音楽ライブを楽しんだ。
2階デッキテラスでは、地域振興に取り組む日本航空(JAL)とJTB中国四国のコラボレーションによる1日限定のカフェ「J・Jカフェ」を開き、CAやJALスタッフがドリンクを振る舞った。
周南市から参加した夫婦は「天気も良く、穏やかな海を満喫できた。夜景クルーズに参加したこともあるが、また違った魅力を楽しむことができた」と話した。
JTB中国四国徳山支店の冨岡哲也支店長は「周南の海から眺める景色は観光客を呼べる魅力的なコンテンツ。今回、周南みなとまつりの開催に合わせ、多くの地元の方に体感していただくことができた。今後は、県東部に広がるさまざまな観光コンテンツを結び付け、積極的に誘客していきたい」と話す。
昨年12月、同社や県東部の観光事業者などで組織する「山口県東部エリア観光事業者誘客促進協議会」が発足。同支店では現在、周南をはじめとする県東部の酒蔵をまわる「酒蔵ツーリズム」などを予定している。