周南の中心市街地で11月26日、サブカルイベント「萌(も)えサミット7」が開かれる。
「新世紀エヴァンゲリオン」や「サマーウォーズ」のキャラクターデザインで知られるアニメーター・貞本義行さんの出身地である周南市をサブカルチャーで盛り上げようと、2011年に周南青年会議所が始めた同イベント。現在は有志により実行委員会を組織し、クラウドファンディングや地元企業から資金を募り開催する。
7回目となる今回は、会場を「徳山ボート」から3年ぶりに中心市街地に戻しての開催。メイン会場のみなみ銀座商店街を中心に、声優によるトークショーや「痛車」やゲーム関連の展示、物販・飲食などのブースを展開するほか、貞本さんのオリジナルクリアファイルや、「しゅうニャン市」と「萌(も)えサミ」のコラボレーショングッズが当たるスタンプラリーなどを行う。
「ピピ510」(周南市糀町1)では、日常の「あるあるネタ」と浮世絵風のイラストで、17万人以上のインスタグラムのフォロアーを持つ山田全自動さんの個展をはじめ、トークショー、同人誌の即売会、プラモデル展示などが開かれる。トークショーは、11時からは周南市出身の声優・佐倉薫さんとゲーム「ぷよぷよ」の総合プロデューサー・細山田水紀さん、14時からは山田全自動さん、15時からは「けものフレンズ」でアルパカ・スリ役などの声優を務める藤井ゆきよさんが出演する。
「RASING HALL」(銀南街)では、山口・九州で活動するご当地アイドル7組によるライブ「萌えドルフェス」を開く。参加グループは、出演順に「Cara☆Fure」「究極少女カラット」「ショコラ☆ほいっぷ」「えくれあエクレット」「SPATIO」「Smile」「山口活性学園」。
同会場では17時30分からコスプレ参加者やスタッフで交流を深めるアフターイベント「萌えパーティー」を開催。公式キャラクター「まわりみなみ・くだりまつ」やアニソンDJのライブ、山口市出身のゲームサウンドクリエイターの河村知之さんトークショーなどが行われる。
同実行委員会代表の今治総一郎さんは「県内外のコスプレイヤー250人以上の来場も予定しており、華やかなイベントになると思う。サブカル好きだけでなく市民の皆さんも楽しめるイベントとして準備を進めているので来場してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。「ピピ510」と「RASING HALL」のイベントには共通パスポート(1,000円)が必要。「萌えパーティー」は軽食とドリンク飲み放題で3,000円。パスポートは各会場や「まちのポート」(みなみ銀座1、TEL 0834-22-8691)などで販売する。