JA周南(下松市西柳2)のブランド米「周南極(きわみ)こしひかり」が12月20日、県の名産品として「やまぐちブランド」に登録され、同JAの直売所「菜さい来んさい下松店」(TEL 0833-41-4573)などで2017年度産の新米の販売が始まった。
「やまぐちブランド」は、県や生産者、消費者団体らでつくる「やまぐちの農林水産物需要拡大協議会」が味や品質を重視した独自の基準を設けて厳選した商品で、全国に誇れる商品として、県内外で積極的にPRを展開する商品。やまぐちブランド登録商品は全部で101商品、県産米としては初めての登録となる。
同ブランド米は、周南市北部、昼夜の寒暖差が大きい標高300~400メートルにある田で栽培したコシヒカリで、米のおいしさを示す数値・食味値が80点以上、米粒が2ミリ以上のもの。2007年11月から販売を開始し、本年年度産は10トン程度の販売を予定。
JA周南米生産部会の清水守さんは「通常のコシヒカリで食味値は平均70点程度。周南極こしひかりはふっくらとした炊き上がりで、しっかりとしたかみ応えとコメ本来の甘みを強く感じることができる。ブランド登録を励みに、より安全でおいしいお米の生産に取り組んでいきたい」と話す。
販売価格は5キロで2,780円。同JA直売所のほか、インターネットなどでも購入できる。