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周南市美術博物館で北原照久さんのおもちゃコレクション展 SNS発信呼び掛け

1970年代に上映されたフランス版映画ポスターの前で案内する今井さん

1970年代に上映されたフランス版映画ポスターの前で案内する今井さん

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 周南市美術博物館(周南市花畠町、TEL 0834-22-8880)で7月6日、「北原照久コレクション ノスタルジックなおもちゃ箱」が始まった。

北原さんがコレクションを始めるきっかけとなった「柱時計」

 北原照久さんは、テレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士としても活躍する玩具コレクター。大学時代に訪れたヨーロッパで、物を大切にする人たちの文化に触れ、古い時計や生活骨董(こっとう)、ポスターなどの収集を始めた。知り合いのデザイナーの家でインテリアとして飾られていたブリキのおもちゃに出合い、地方の玩具店などに眠っていたブリキのおもちゃを精力的に収集。やがてマスコミにも注目されるようになり、ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として世界的に知られている。

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 同展では、北原さんが所蔵する約20万点のコレクションの中から戦前、戦後の懐かしくて温かみのあるおもちゃなど約1000点を公開。

 北原さんが、20歳の時に粗大ごみ置き場で拾いコレクションを始めるきっかけとなった「柱時計」をはじめ、1950年代の乗り物やロボットのブリキおもちゃ、セルロイド製の人形、1922年製の「赤玉ポートワイン」のポスターや店頭人形の「ペコチャン」など広告関係のコレクションなど秘蔵の品々を展示する。

 同館学芸員の今井良枝さんは「北原さんの琴線に触れた時代を感じさせる逸品がそろっている」と話し、「展示室内は全てが撮影可能となっているので、お気に入りの品を発見したらSNSなどで共有してほしい」と呼び掛ける。

 物販コーナーでは、セルロイド人形(1万2,960円)やシンデレラウオッチ(4,104円)などの一点物をはじめ、「ぺんてる坊や」や「クリちゃん」などのフィギュア(各1万584円)、「復刻版ラビットマスター」(5,184円)、「復刻版BOZO」(6,264円)などのブリキのおもちゃ、「金魚ジョーロ」(810円)や「ゼンマイ式金魚」(1,188円)などの貴重なコレクターズアイテムや関連グッズを販売する。

 8月11日には北原さんが来場し、会場内を回りながら解説するギャラリートーク(13時、15時)を行う。

 8月13日と25日の13時~15時30分には、同館のハイビジョンギャラリーで「周南おもちゃ病院」のドクターによる壊れたおもちゃをその場で修理するイベントも開かれる。参加無料だが、修理部品購入の場合は実費がかかる。当日直せない場合は、おもちゃを預かる場合もある。

 1階のカフェテラス「まど」では、同展をイメージした期間限定メニュー「お菓子のおもちゃ箱・真っ赤なりんごのケーキ」と「お菓子のおもちゃ箱・ピスタチオ&ベリーのケーキ」(以上700円)を提供する。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(7月16日は開館し、翌17日休館。8月13日は特別開館)。入館料は、一般=900円、大学生=700円、18歳以下無料。9月2日まで。