JR西日本広島支社が9月9日、平成30年7月豪雨による土砂崩れで運転を見合わせている山陽本線・柳井~下松間を始発電車から再開する。
同災害では光市浅江の国道188号沿いの斜面が崩れ、並行して走る山陽本線の線路一帯に土砂が流入。同区間の運行見合わせに伴い、復旧工事のため国道188号では車線規制を行い、朝夕の混雑時に渋滞が起きていたが、9月2日に解除された。
現在不通になっている岩徳線・周防高森~櫛ケ浜間は9月22日に運転再開を予定しており、両不通区間で行っているバス代行は鉄道開通に伴い終了。交通網は正常化する見込み。
これまで通勤に山陽本線(島田~下松間)を利用していたという地元男性は「代行バスの乗り心地は良かったが、渋滞で時間がかかり定員オーバーで乗れないこともあるため、いつもより早起きしたり苦労した。週明けから通常通り電車通勤できるようになると聞いて安心している」と話す。