山口県内で活動する作家の「三人展」が9月11日から、ギャラリー&喫茶「ギャラリー庵(いおり)」(周南市富田1、TEL 0834-64-2839)で開催される。
展示作家は吹きガラス作家の伊藤太一さん、陶芸家の金子愛さん、彫金作家の佐伯和章さん。
会場では、ヴェネチアングラスの技法を使った伊藤さんのグラスや花瓶、金子さんが手掛ける萩焼の器やランプシェード、佐伯さんが手掛ける指輪やネックレスなどのアクセサリー、合わせて500点を展示販売する。
吹きガラス作家の伊藤太一さんは、アメリカのアートスクールでガラスの魅力に引かれ、2004年6月、山口市徳地にガラス工房を設立。ヴェネチアンガラスの技法に「和のぬくもり」を取り入れた「たいちグラスアート」シリーズを確立した。太一さんをはじめ家族5人全員が作家で、同工房の敷地内には家族の作品を見ながらお茶が楽しめるカフェ「自由創作 いとう」もある。
萩焼作家の金子信彦さんを父に持つ金子愛さん。高校を卒業すると同時に陶芸家の道に入り、窯元「城山窯」の作家として、萩焼のもつ土味のぬくもりを生かしながら、デザイン性のある器や花器、ランプシェードなどの作品を作っている。
彫金作家の佐伯和章さんは、九州産業大学芸術学部を卒業後、山口市のアクセサリーショップに入社。2003年から彫金作家として独立し、2006年山口市にアクセサリーショップ「KO silver」をオープンした。主にシルバー材を使い、植物や昆虫をモチーフにした作品など手掛ける。
佐伯さんは「11年ぶりの三人展。ジャンルは違えど、同学年ということもありお互い切磋琢磨してきた。私たちの成長を感じ取っていただけたら」と来場を呼び掛ける。
喫茶スペースでは、ケーキセット(800円)やコーヒー、紅茶(以上400円)、パスタセット(1,500円)などを用意する。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。9月16日まで。