ベトナム・バドミントン連盟の幹部3人が11月9日、東京オリンピックに向けてベトナムの女子バドミントン代表チームの事前キャンプ地の誘致を目指している下松市を視察訪問した。
ACT SAIKYOの選手らと練習に励むベトナムの女子バドミントン選手
同市は、地域活性化包括連携協定を結ぶ西京銀行の女子実業団バドミントンチーム「ACT SAIKYO(アクトサイキョウ)」の協力の下、ベトナム代表チームの誘致を取り組む。8月にはACTSAIKYOと共に近藤和彦副市長らがベトナムを訪問。同連盟関係者に向け行ったプレゼンテーションが実を結び、今回の来日が実現した。
東京オリンピックの出場が期待されるグェン・トゥイ・リン選手とヴゥ・アン・トゥ選手は今月1日、同連盟のレ・タン・ダァト副会長らより一足早く来日。6日は下松スポーツ公園体育館(下松河内)で、西京銀行の女子実業団バドミントンチーム「ACT SAIKYO(アクトサイキョウ)」の選手らと練習を行った。
副会長は「親切にしていただき選手らはとても感謝していた。ぜひ日本でキャンプしたいと話していた」と話す。
副会長ら3人は事前キャンプでの練習場所として予定されている「下松スポーツ公園体育館」に向かい、体育館内や会議室、更衣室、シャワー室などを視察した。副会長は施設の設備や清潔さに感銘を受けたといい、「日本の選手がどうして優秀なのかわかった。こんなに素晴らしい施設をチームの練習の場として用意していただければ光栄。事前キャンプ地として利用させていただきたい。選手たちにはキャンプを通じ、スキルアップだけでなくルールやマナーも学べたら」と話す。
視察は今月12日までを予定する。