下松市農園公園(下松市来巻)で11月14日、「かかしコンテスト」の審査会が開かれた。
今年で5回目の開催となる同コンテスト。防鳥ネットなどの普及により、田畑で見かけなくなってきたかかしにスポットを当てることで、農業への関心を高めることを目的とする。
今回は市内外から9作品の応募があり、審査の結果、女子プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手とスーパーボランティアの尾畠春夫さんをイメージした「なおみとはるお」(グループ名=いそべ家の謎)が最優秀賞に選ばれた。
優秀賞は、プロペラのようなひげが特徴的な長岡外史をモチーフにした「我らの父、長岡外史」(下松市林業研究会)、親子三代で畑仕事をする様子を表現した「和~なごみ~」(近道千佐子さん)が選ばれた。ほかには、レモン狩りをする老夫婦や孫と過ごすニンニク農家の様子、下松市を旅する西遊記、刀と鍬(くわ)を持ち荒野を開拓する村人などのかかしが並ぶ。
入選作品は、11月18日に農業公園で開催する「秋まつり」で表彰する。同イベントでは、農業公園で収穫したニンニクを使った焼き肉のたれや野菜、新米、果物などの販売、餅まきなどが行われる。