下松市立図書館が7月3日、ヤマコウバシの葉で作った「落ちない葉っぱのしおり」の配布を始めた。
2013(平成25)年の開館記念日から毎年行っている同企画。「真冬でも枯れ葉が枝に残り落ちない」というヤマコウバシの葉をラミネート加工し、「合格祈願グッズ」として受験生などを対象に無料配布している。今年は開館7周年を記念し、「北斗七星」をデザインしたしおりと合わせて約120枚を用意する。
同館職員の市山寛子さんは「昨年は、500枚用意したが3日もたたないうちに配布完了した」と話す。
配布初日のこの日は、心待ちにしていたという人や、返却時にたまたま目にし手に取る人などさまざまな人の姿が見られた。下松市在住の女性は「妹が看護師の国家試験を受けるので、プレゼントしたい」と話す。親子で来館した女性は「周りに受験生はいないが、子どもが高いところから『落ちない』ように、お守りにしたい」と話す。
市山さんは「私もこのしおりを手にし、就職試験に挑んだ一人。受験生の方や試験に挑まれる方に手に取っていただけたら。今年は数が少ないので早めに来館してほしい」と呼び掛ける。
配布は1人1枚。なくなり次第終了。