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下松の海でタイムとデザインを競うイカダレース 30回目の記念大会

浜を彩るさまざまないかだ スタートの様子

浜を彩るさまざまないかだ スタートの様子

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 くだまつ笠戸島マリンイカダレースが8月25日、下松市笠戸島はなぐり海水浴場で開催された。

デザイン部門で優勝した「シャイニングイースターズ2号」 いかだの上には大きなクジラの張りぼて

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 毎年8月の最終日曜に開催し、夏の終わりを告げる下松の風物詩として知られる同大会。主催は、下松商工会議所青年部を中心する実行委員会。1989(平成元)年から続き今年で30回目を迎える。

 手作りいかだの大きさは、縦5メートル・横3メートル以内。県内外から集まった友達同士や職場の同僚らで作るチーム60艇・約370人が参加した。市内造園会社が擬岩や竹を使い庭園をイメージしたいかだや、9月に開幕するラグビーワールドカップにちなんだいかだなど、スタートを待つ浜には色とりどりのいかだが並んだ。

 11時から行われた大城岬までの往復約1.5キロのスピードを競うタイムレース部門では、スピード重視で装飾を持たないいかだが掛け声とともに勢いよく進むいかだもあれば、転覆や真っすぐ進まないいかだもあり、観覧者から大きな声援や笑いが上がった。

 タイムレース部門では、昨年優勝した下松市米川地区の5家族でチームを作る「米川ウルトラ10兄弟」から新たに作った女性チーム「米川ウルトラレディース」が5分のハンデを生かし優勝(22分32秒)した。男性チーム「米川ウルトラ10兄弟」も18分46秒で3位とチームワーク良さを発揮。2位は中国電力下松発電所のチーム「ぐっとずっと。エネルギア」(17分51秒)だった。

 アイデアや飾り付けを評価するデザイン部門では、いかだの上に大きなクジラの張りぼてを載せた「シャイニングイースターズ2号」(光東)が優勝し、賞金10万円を手にした。

 同イベント実行委員長の上村正剛さんは「イベントを支え続けていただいた先輩方や関係各所、参加者の皆さまのおかげで30回を迎えることができた。今日も皆さんが、笑顔で楽しんでいる様子を見て、あらためてこのイベントを40回、50回と続けていき、さらに下松を盛り上げていきたい」と意気込む。

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