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周南・勝間小でANA「航空教室」 現役パイロットやCA、整備士らが講師に

整備士による授業の様子

整備士による授業の様子

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 周南の勝間小学校(勝間ヶ丘1)で9月19日、ANA(全日本空輸)グループが主催する航空業界の体験教室「ANA Blue Academy ミライつく~る」が開かれた。

スカーフを広げて見せるグランドスタッフ

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 同教室は、ANAグループが小学5・6年生を対象にしたキャリア教育プログラム。グループ社員が講師となり、それぞれの仕事を紹介することで、児童の「未来を切り開く力」を育む。2017年から47都道府県各1校で行っているプログラムで、山口県内では2回目。

 この日は、東京・羽田空港からボーイング777型機の副操縦士やキャビンアテンダント、整備士、グランドスタッフ、地上の飛行機を誘導するグランド・ハンドリングスタッフの9人が来校。6年生76人が参加し、それぞれの希望する職種の教室で仕事体験講座を受講した。

 整備士の教室では、飛行機が安全に飛べるよう整備する大切さを紹介。児童らは貨物運送に使われるローラートレーを工具の使い方に戸惑いながらもグループで協力し分解、一つ一つ部品をチェックし、キズがないか確認した。

 グランドスタッフの教室では、手荷物の預かり方などチェックインカウンターでの案内を体験。機内に持ち込めない手荷物の案内方法を考えるワークでは、旅の楽しい気分を壊さないようどう伝えるかグループで話し合い、風船を機内に持ち込む子どもに対し「空気を抜くのはどうか」「手に抱えるよう伝えたらいいのでは」など提案した。

 制服のスカーフに興味を持つ女子児童もおり、「万一の事故の際に、骨折の手当てや止血の処置にも利用できる」との説明に驚きの声を上げ、広げたスカーフを憧れのまなざしで見つめていた。

 周南市出身で整備士の奥村駿さんは「裏方の仕事のため、普段子どもたちと接することがない仕事なのだが、いろんな子どもたちの生の反応が見られてよかった。どうやって安全を確保して安心して乗れるのか学んでもらえたら。周南出身の整備士もいることで、身近に感じてもらえたら。時々出てくる方言が懐かしかった」と笑顔を見せていた。

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