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徳山駅前再開発事業組合が設立記念式典 商業施設、ホテル、マンション着工へ

徳山駅前再開発事業組合員らの集合写真

徳山駅前再開発事業組合員らの集合写真

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 周南市の徳山駅前地区市街地再開発を進める「再開発組合」の設立記念式典が2月6日、徳山駅前賑(にぎ)わい交流施設で行われた。

徳山駅前地区商業施設の模型(手前が商業棟、奥が住居棟、右手が駅前棟)

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 この日は、藤井律子周南市長らを来賓に招き、同組合理事長の小野嘉久さん、組合員や関係者ら約50人が参加。事業コーディネーターを務める田中滋夫さんが、事業概要を説明した。

 再開発事業区域は、旧近鉄松下百貨店跡を含む「みなみ銀座商店街」、「銀座商店街」の約1万2000平方メートル。「駅前に住んで、泊まって、くらしがおいしい」をテーマに商業棟、住居棟、駅前棟で構成する商業施設を建設する。

 2階建て複合商業施設の延べ床面積は約1万平方メートル。「半歩上質なライフスタイル」をコンセプトに食品スーパーやグルメ、ライフスタイルなどの専門店が出店する。同施設の一部は、12階建てのホテルとなっており、ホテル下部には小ホールや飲食店も備える。

 住居棟には、徳山駅と直結する18階建ての分譲マンション(約100戸)を建設する。

 徳山駅近くの駐輪場2階には空中庭園を設置。併設する6階建ての駅前棟と歩行動線を整備し、駅から商業施設を経由した各商店街への回遊性を強化する。

 理事長の小野さんは「準備期間は本当に実現するのか不安なところもあったが、皆様のおかげでここまでたどり着けた。徳山の街全体が、昔のように活気あふれ、にぎわいのある街になっていけたら」と話す。

 今後、順次解体工事を行い、2021(令和3)年1月着工、同年秋ごろ駅前棟の開業を予定。商業棟、住居棟は2023(令和5)年春ごろのオープンを目指す。総事業費は109億円を見込む。

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