JA山口県が3月27日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている農畜産物生産者を応援するプロジェクトの一環として、直売所「菜さい来んさい!(さいさいきんさい)下松店」(下松市西柳2)で来店客に花束を無料配布した。
同感染症の拡大防止策に伴い、外食の減少、学校の休校措置や卒業式、冠婚葬祭などの開催自粛による消費の冷え込みにより、全国的に牛肉や牛乳、花きなど農畜産物の消費量が減少していることから、JA山口県と青壮年部、女性部が協力し、県産の農畜産物を盛り上げようと企画した。
同日、直売所入り口で、同JA職員や下松市の花き生産者たちが、メッセージカードを添えた花束を、雨の中訪れた来店客100人に無料配布した。
花束を受け取った女性の一人は「春は京都に旅行する予定だったが、コロナの影響もあり断念した。竹で自作した花器に、いただいた花を生けて気分を紛らわしたい」と笑顔を見せる。
JA山口県組織広報部の山田敦子さんは「コロナ疲れしている皆さんに、花を飾ってリフレッシュしてもらいたい。肉や野菜を食べたり、牛乳を飲んだり、花を飾ったり贈ったりして、農畜産物の消費を盛り上げていただけたら」と呼び掛ける。