周南市内で日本酒の醸造・販売を手掛ける「はつもみぢ」(周南市飯島町1)が4月12日、純米吟醸「はらだ Smile in home」発売した。
創業200年を超える同社は、周南の中心市街である徳山の繁華街に位置し、徹底した温度管理の下、年間を通じて日本酒を造っている。代表銘柄は「原田」。
同商品は、昨年末から女性蔵人3人を中心に女性社員が意見を出し合いながら開発した日本酒で、県内産山田錦で作った純米吟醸。精米歩合は60%。
商品名には、これまで漢字表記の「原田」しか使ってこなかったが、今回、女性ならではの優しさを表現しようと初めてひらがな表記の「はらだ」を採用した。「Smile in home」は、「自宅で楽しくお酒を飲んでほしい」との思いを込める。色鮮やかな青いボトルに花をイメージした水彩模様のラベルを貼ったデザインで、「Smile in home」と記されたシールで封をする。
副杜氏の阿部美恵さんは「味は芳醇(ほうじゅん)でしっかりとした重みがあるお酒。さっぱりとした料理より、味の濃いおかずに合うので、ぜひ、家飲みする皆さんに手にしてほしい」と話し、「今は多くの人が家に閉じこもっていると思うが、笑顔になると免疫力も高まるというので、ワイワイ楽しみながら飲んでほしい」と話す。
価格は720ミリリットル入り=1,500円。同社直売所、周南市内の酒販店などで扱っている。