新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている地元飲食店を応援しようと「周南エリアエール飯プロジェクト」が4月12日、始まった。
同プロジェクトは、テークアウト販売の飲食店や購入者がその料理を撮影し、「#周南エール飯」「#下松エール飯」「#光エール飯」と店の所在地に合わせたハッシュタグをつけて、SNSで拡散する。
山下圭三周南経済新聞編集長が、別府市を始点に全国に同取り組みが広がっていることを知り、別府市から展開の許可を得て「周南エリア版」として立ち上げた。
下松商工会議所や市民グループ「テークアウト&デリバリー情報周南エリア」と連携し、収集した情報を拡散する。プロジェクト開始から5日間が立ち、SNSでの投稿数は300件を超え、支援の輪が広がっている。
下松市の居酒屋「鉄網ダイニング 雅味(がみ)」などを経営する石上英嗣さんは「大変な状況だが、テークアウトを始めたことで新しいお客さんに店を知ってもらったり、新しい視点でメニューを考えたり、いいこともあった。力を合わせ、困難を乗り越えていきたい」と話す。
同プロジェクトでは現在、「感染しない」「感染させない」意識行動や、テークアウトで出たゴミの持ち帰りなどを呼び掛けている。