「下松飲食業協同組合」(下松市駅南1)が6月25日、発泡酒「笠戸島レモンエール」の販売を始めた。
「笠戸島特産品開発グループ」が無農薬で栽培した笠戸島レモンの果汁と皮を使った発泡酒。昨年12月に収穫した早熟の笠戸島レモン100キロを使い「山口地ビール」(山口市)が年間3000本を製造、販売する。
笠戸島レモンを使った特産品は「レモンせんべい」(2018年度)、「レモンサイダー」(2019年度)に続く第3弾。商品名は、新型コロナウイルスで大変な状況にある人々へのエールを込めた。ラベルデザインは、今年3月に販売開始した「レモンサイダー」の青色のラベルとは対照的に、笠戸島「はなぐり海岸」の赤い夕日の写真を使った。
この日、下松市役所で完成報告会が開かれ「笠戸島特産品開発グループ」代表の守田秀昭さんは「当初から、ビールを作りたいという思いがあった。念願の夢がかなってうれしい。今後も商品開発を進めていきたい」と意気込む。
同組合・理事長の原田真雄さんは「甘味と酸味のバランスの良く、レモンのすっきりとした後味がたまらなくおいしい。まずは『笠戸島レモンエール』で乾杯、と皆さんに親しんでもらえるようになれば」と呼び掛ける。
価格は、1本(330ミリリットル)=600円、6本セット=3,600円。同組合飲食店のほか、酒店「駒屋」、国民宿舎大城(7月1日から)で販売する。