サブカルイベント「萌(も)えサミフェス2020」が10月4日、JR徳山駅周辺とライブハウス「周南ライジングホール」(周南市銀南街)で開かれた。
JR徳山駅の「一日駅長」を務めたアイドルグループ「Yamakatsu」
周南市を漫画・アニメなどのサブカルチャーで盛り上げようと2011(平成23)年から毎年開催している同イベント。10回目を迎える今回は、新型コロナウイルスの影響もあり規模を大幅に縮小した。
恒例となっているJR徳山駅の「一日駅長」は、山口県内を拠点に活動するアイドルグループ「Yamakatsu(やまかつ)」が務めた。JR徳山駅の池田和久駅長、「まわりみなみ」公式レイヤー山中おくらさん、「くだりまつ」公式レイヤーのゆずみさんと共に、多くのファンが見守る中11時21分発の山陽本線岩国行き電車の出発式を行った。
徳山駅前賑(にぎ)わい交流施設2階のインフォメーションスペースでは、プラモデラーのオオゴシトモエさんのトークショーや地元シンガー・アイドルのライブを展開。周南ライジングホールでは、下松市出身のボーカロイドプロデューサー・164さんやアイドルグループ「Yamakatsu」「HAUHAI.」などのライブが開催された。ファンらは着席したまま、手を振ったり体でリズムを取ったりしながら観覧した。
徳山駅周辺や徳山駅前図書館の一部では、思い思いのキャラクターなどに扮(ふん)したコスプレーヤーが集まり、さまざまなポーズで撮影し合っていた。JR徳山駅構内でコスプレ撮影会も開かれ、普段なかなか撮ることのできない駅のホームや、4両編成の車両を貸し切り、キャラクターに合ったシチュエーションなどを想像しながら撮影を楽しんでいた。
参加したコスプレーヤーの一人は「コロナでイベント自粛が続く中、感染対策を徹底した上で開催に踏み切ってもらえてありがたく思う。いろんなレイヤーさんたちにも出会えてうれしい。来年も参加したい」と笑顔を見せた。