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下松・笠戸でブランドサバをお披露目 名前は2升5合(ますますはんじょう)鯖

2升5合鯖(ますますはんじょうさば)

2升5合鯖(ますますはんじょうさば)

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 下松市栽培漁業センターが養殖するブランドサバ「2升5合(ますますはんじょう)鯖」のお披露目試食会が11月24日、笠戸島の国民宿舎「大城」で行われた。

2升5合鯖の姿造り

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 同ブランドサバは、笠戸島周辺の定置網で獲れるマサバの稚魚を同漁業センターで1年間かけて成長させ、800グラム以上に育てたもの。名前は、江戸時代から縁起が良いと伝わる「2升5合」を「升(ます)升(ます)半升(はんじょう)」と呼ぶ言葉遊びから採用、市民が元気で活気にあふれ、ますます商売が繁盛するようにと命名された。

 マサバのブランド化は、漁師の間で「ローソクサバ」と呼ばれ、魚価が安く養殖魚の餌などに利用されていた20センチ、80グラム程度のマサバを有効活用しようと同漁業センターが7年前から研究に取り組んだ。昨年は、1年間で500~600グラムの大きさまで成長させることに成功。今年はさらに800グラムから1キロまで成長した。近隣の飲食店などで市場調査を重ね評価を得たことからお披露目となった。

 この日の試食会には、国井益雄下松市長をはじめ市や漁業、観光の関係者ら約30人が出席、ブランドサバの特徴を生かした姿造りや押しずし、フライ、カルパッチョなど和洋6品を提供、試食した参加者からは「脂がのって、臭みがなく、とてもおいしかった」と高評価を得た。

 同漁業センターの久山裕司所長は「今後は餌に地元の酒蔵・金分銅(きんふんどう)の酒かすや、笠戸島で取れるレモンの果汁を加え、エサから地元産を目指している。関サバにも勝るブランドサバに育てていきたい」と意気込んだ。

 同サバは、来年11月ごろに1000匹程度の出荷を目指している。

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