光市の光スポーツ公園内にあるカフェ「発信キッチン」（光市光井、TEL 0833-72-7772）が1月27日、オープン1周年を迎えた。

「ランチプレート」　メイン料理はじねんじょのコロッケ

　光市内在住の女性でつくる商品開発グループ「EEne（ええね）」代表の増野睦子さんが店主を務める同店。席数は、テーブル20席、座敷5席。

　店内は打放しコンクリート造の壁に、床から天井までの大きな窓が特徴。建具や天井、テーブルに木材を使い、シンプルで温かみのある空間を演出する。窓の外にはサクラの木が並び、春には店内から満開のサクラが見られる。雑貨や加工品を展示販売するスペースを設け、「EEne」が開発した県内産米麹（こうじ）の甘酒と豆乳をブレンドした「米のおっぱい」や地元特産品、手作り雑貨や陶芸家による作品などを並べる。

　増野さんは「店名の『発信キッチン』は、お母さんが台所で調理して、家族に料理を提案（＝発信）するように、ここに集まる人やモノ、情報やおいしい食材や地域の良いところなどをここから『発信（＝提案）』していきたいと名付けた。1年たって多くのすてきな生産者さんや作家さんに出会うことができた。発信すべきものがたくさんある」と話す。

　地元の食材を使い主婦の目線で作るランチやカフェメニューを提供する。主なメニューは、メイン料理に副菜2品、サラダ、みそ汁、ドリンクがつく「ランチプレート」（1,300円）、「牛すじカレー」（900円）、肉うどん、デザートセット（600円）など。

　各テーブルには「発信メモ」を置き、客からの情報発信を呼び掛ける。「1年間で9冊のメモがいっぱいになった。厳しいご意見やうれしいお言葉などたくさんいただいた。多くの気づきを教えてくれる大切なメモ。少しずつでも改善し、これからも居心地のよいお店にしていきたい」と増野さん。

　営業時間は10時～17時、月曜定休。