周南市の徳山動物園の新ゾウ舎オープンに向けて2月26日、キリンのゴンタが見守る中、ゾウ2頭の引っ越し準備が始まった。
この日はクレーン車を使い、鉄製の輸送箱2台をゾウ舎内に設置。今後は2頭をバックヤードから戻し、様子を見ながら出入りの訓練を行う予定。
2頭はスリランカゾウの「ミリンダ」(オス・11歳)と「ナマリー」(メス・12歳)。現在の体重は、ミリンダ=3497キロ、ナマリー=2897キロ。2013年9月にスリランカから来園した。
同園職員の重永和美さんは「スリランカから2頭がやって来て5年、やっと本当の家ができ、ナマリーとミリンダも喜んでくれると思う。国内最大規模となる新ゾウ舎。赤ちゃんが生まれて家族仲むつまじく暮らす生活を皆さんに見ていただけたら」と話す。
新ゾウ舎の完成はゴールデンウイーク前を予定している。