カーレースゲーム「グランツーリスモスポーツ」のタイムトライアルイベントが3月7日、トヨタカローラ山口の複合施設「Felix88」(下松市望町4、TEL 0833-41-8850)内にあるGRガレージ周南INGING店で開かれる。
チームの拠点となるコワーキングスペースカラムに設置するレーシングシミュレーター
主催はeスポーツチーム「TKY-eMorter's」。総合化学メーカー「トクヤマ」が社内外の組織にとらわれず新たな価値創造を目指す活動「とくちゃれ」をきっかけに誕生した同チーム。eスポーツを通じて地域を盛り上げようと昨年12月に発足した。現在は、学生や社会人ら6人でチームを構成。トクヤマをはじめ、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するレーシングチームを持つトヨタカローラ山口や、スポーツ心理学などを指導する徳山大学などがサポートする。
2019年開催の栃木国体で文化プログラムとして行われた「グランツーリスモスポーツ」のレースに山口県代表として参加した高校生の吉原琉一郎さんも同チームに所属している。吉原さんは「eスポーツは免許証を持っていない自分でもいろいろなマシンで楽しく走れることが醍醐(だいご)味。将来は、eスポーツ出身のレーサーとして、リアルのレースにもチャレンジできたら」と意気込む。
同店に設置するレーシングシミュレーターで挑戦するタイムトライアル。チームマネジャーの百崎達朗さんは「チームとしての旗揚げイベントとなる今回、参加者のみなさんにはゲームとしてだけでなく、スポーツとしての楽しみを体感してほしい。好成績者はチームにスカウトすることも考えている」と期待を寄せる。
開催時間は11時~16時。参加無料。1人1回のみのチャレンジで持ち時間は15分。使用コースは当日会場で発表する。