コロナ禍で困窮するひとり親家庭に、地元飲食店の弁当を無料配布するプロジェクト「みんなにエール弁当 in 周南」が3月16日、「徳山社会福祉センター」(周南市速玉町3)で行われる。3月23日は「新南陽総合福祉センター」(周南市古川町1)で行われる。
主催は、山口市のNPO法人「山口せわやきネットワーク」。昨年5月、コロナ禍で困窮するひとり親家庭を「食事」で応援しようと同プロジェクトを企画。これまで寄付金や助成金などを活用し、山口市・萩市・光市・下松市などで、地元飲食店の弁当約4000個を配布してきた。
今回は、周南市内の飲食店に1個600円分の弁当200個の製造を依頼。周南市内2カ所で各日100食分を無料配布する。
対象は、周南市内在住のひとり親家庭で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で収入が減少している人や、育児や家事などの負担増加・食費増加などにより生活が厳しい状況にある人。1家庭(保護者と年少から高校生までの子ども)につき、1回利用できる。
「山口せわやきネットワーク」代表の児玉頼幸さんは「仕事から帰って夕飯の支度し慌ただしく過ごしていたが、弁当のおかげで子どもとゆっくり話す時間ができたとの声もいただいている。気軽に利用していただき、心配事などある人は相談してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は17時30分~18時30分。インターネットから要事前申し込み。受付は、3月16日配布分=3月9日から、3月23日配布分=3月16日から。申し込み多数の場合は先着順となる。