2020東京オリンピックの周南市ゆかりの聖火ランナー2人が現在、トーチを貸し出すイベント「地域でつなごう!トーチでリレー」の参加地域を呼び掛けている。
周南3市を含む山口県東部を巡る聖火リレーは5月13日に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止となった。
周南市ゆかりの聖火ランナーである近藤優子さんと鈴木孝夫さんは「地域の子どもたちに聖火トーチに触れてもらい、スポーツへの関心を少しでも高めてもらいたい」と企画した。
対象は、周南市内の地域コミュニティ推進協議会などの地域団体、市民センター、学校などの教育機関。
7月22日は徳山駅前賑(にぎ)わい交流施設で、同企画のスタートイベントとして「オリンピック直前トークイベント」を開催。近藤さんと鈴木さんのトークイベントと聖火トーチの展示を行う。
近藤さんは「このトーチを持って走れたら気持ちよかっただろうなと思うが、ふれあいのイベントを通じて思いを積み上げていきたい。選手たちは苦しかったと思うが、最高の場を心置きなく味わってほしい。心から力強く応援したい」と意気込み、鈴木さんは「トーチと触れる機会は全国でも少ないと思う。トーチを持ってもらうことで明るい気持ちを持ってもらえたら」と呼び掛けた。
貸出期間は、7月1日から東京パラリンピック閉会式前日の9月4日まで。申し込みは、「市ふるさと振興財団」(TEL 0834-33-7701)で受け付ける。