下松タウンセンター(下松市中央町)で12月11日、下松市花岡の伝統行事「きつねの嫁入り行列」が行われた。
「きつねの嫁入り」は、法静寺(下松市末武上)で毎年11月3日に行われる稲穂祭行事の一つ。現在新型コロナの影響で2年連続中止となっており、今年は同センターで開催中のイベント「WE LOVE くだまつフェスタ」内企画の一環として行われた。
下松市のマスコットキャラクター「くだまる」を先頭に、キツネに扮(ふん)した新郎新婦を乗せた人力車など約20人の嫁入り行列が、買い物客でにぎわう店内を練り歩いた。
きつねの嫁入り実行委員会の杉岡敏男さんは「下松市内の人でも、きつねの嫁入りを見たことがないという人も多く、商業施設での行列は良いPRになった。来年こそはぜひ正式開催したい」と話す。