バドミントンの国内最高峰リーグ「S／Jリーグ 山口大会」が1月28日、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター（周南市徳山）で開かれ、西京銀行（周南市）の女子実業団チーム「ACT SAIKYO」が勝利を収めた。

ダブルス柏原みき・水津優衣ペアの試合の様子

　3年ぶりに山口大会が開催されたこの日は、男子の部・金沢学院クラブ対豊田通商、女子の部・ACT SAIKYO対七十七銀行戦が行われた。

　オープニングセレモニーでは、音楽とプロジェクションマッピングの映像に合わせて選手が入場。観客は、声を出しての応援は制限されたが、力強い拍手や配布された応援用ハリセンで音を鳴らして選手を出迎え、3年ぶりの有観客開催は盛り上がりを見せた。

　ACT SAIKYOと七十七銀行のここまでの成績は、共に2勝2敗（Sブロック）で並び、ブロック最終戦となる今試合に勝利したチームが5･6位を決める順位決定戦に進む。

　第1試合のダブルスは主将の柏原みき選手と2023年日本代表B選手に選ばれた水津優衣選手が出場し、第1ゲーム21-14、第2ゲーム21-12で勝利。第2試合のシングルスでは日本代表B代表に選ばれた水津愛美選手が第1ゲーム21-17、第2ゲーム22-20で、粘る相手を振り切り勝利した。第3試合のダブルスでは重田美空・大澤陽奈ペアが第1ゲーム、第2ゲーム共に21-13で勝利し、チームは3-0のストレート勝ちを収めた。

　S／Jリーグは、国内の男女トップ12チームによる団体リーグ戦で、6チームずつ2つのブロックに分かれ総当たりで戦い、各上位2チームはTOP4を決めるトーナメント戦、ブロック3～6位は順位決定戦を行う。Sブロック3勝2敗の成績で3位となったACT SAIKYOは、2月12日に埼玉県で開催されるS／Jリーグ順位決定戦に進出し、Jブロック3位の丸杉（岐阜県岐阜市）と5・6位決定戦を戦う。

　柏原選手は「選手全員が山口大会にかける思いが強く、準備を進めてきた試合だった。皆さんの声援が力になり、勝つ姿をお届けすることができた。来月の順位決定戦でも勝利を収めたい」と話す。