しゅうなんまちなか保健室のキックオフとなる講演会が2月18日、周南市学び交流プラザ多目的ホール(中央町4)で開かれる。
主催は、NPO法人しゅうなんまちなか保健室。理事長で、おのクリニック(周南市大神)院長の小野薫さんは、誰もが生き生きと暮らせる町の実現を目指して昨年7月に同法人を設立。町中に医療や介護などの悩みを無料で相談できる窓口や学び場の提供、図書館、孤食を解消する食堂、アートイベントなどで市民が集まれる施設「暮らしの保健室」の設立を予定する。
講演会は、同法人の活動を周知し、安心して暮らせるまちづくりについて考えてもらう機会になればと企画した。講師には、新宿区で「暮らしの保健室」を創設したほか、がん患者やその家族、友人などが無料で相談できる施設「マギーズ東京」も設立した秋山正子さんを招き、自身の活動や試みについて講演してもらう。
小野さんもしゅうなんまちなか保健室の取り組みについて講演するほか、シンポジウムを行い、秋山さんや小野さん、がんに向き合う団体「ポポメリー」(山口市)代表の藤本育栄さん、障がい福祉サービス事業「NPO法人周南さわやか会」(下松市)理事長の末田真由美さんが登壇。司会は、福祉・介護事業「NPO法人コネクト・ワン」(周南市)理事長の藤本真樹さんが務める。
小野さんは「講演会をきっかけに住みよい町について考えてもらい、みんなで一緒に実現していきたい。活動を通して私たち医療・介護の専門家が、スピード感を持ってフォーマル・インフォーマルサービスの橋渡しができれば」と話す。
開催時間は14時~16時30分。参加費は1,000円(会員・賛助会員は無料)。定員は、会場=150人、オンライン(ZOOM)=90人。予約は申し込みフォームなどで受け付ける。オンライン参加は2月10日締め切り。