第42回山口県高等学校演劇大会が10月28日・29日、周南市文化会館（周南市徳山）で開催される。

光高校演劇部・稽古の様子

　出場校は、周防、山防、宇部、下関の各地区予選を勝ち抜いた高校11校。上位2校が中国大会に進むことができ、中国大会の優勝校は来年夏に開催される全国高等学校総合文化祭に出場する。

　周南エリアからは、華陵高校舞台芸術部が28日9時30分から演題「明日、本番なんですけど」、光高校演劇部が29日15時から演題「わがババ in my way」のオリジナル脚本で劇を上演する。

　光高校演劇部は昨年、中国地区高校演劇発表会に出場したものの、部員に新型コロナウイルスの陽性者が出たことで録画映像による審査となり、全国大会出場の推薦を逃した。部長の柳本沙穂さんは「コロナが明けて、私たちにとってはじめての大きなホール。たくさんの人に見ていただき、私たちの思いをみなさん届けたい」と話す。

　県高等学校文化連盟演劇部門理事長で、光高校演劇部顧問の石田千晶さんは「演劇は見てもらってこそ報われるもの。暑い日も毎日稽古を続けて頑張ってきた。高校演劇部員たちの汗と涙の結晶を見届けてほしい」と話す。

　令和10年度は山口県内で「全国高等学校総合文化祭」の開催が内定している。石田さんは「全国大会までの5年で運営、上演、講評の担い手を育てながら、大会成功に向け準備を進めていきたい」と意気込む。

　8時50分開場。入場無料。