下松市内の全小学校にも米大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手からグローブが届き、東陽小学校(下松市東陽4)では1月12日、お披露目会が行われた。
ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手から届いたグローブ
国内の全ての小学校に約6万個のグローブを寄贈した大谷選手。同校にも、右利き用2つと左利き用1つのサイン入りジュニアグローブ3つが届いた。
お披露目会には、4年生32人が参加。山縣佳洋校長が児童らにグローブを披露し、大谷選手からの手紙を紹介。「私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらうために、私からのこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えていただければ。」と読み上げ、「野球しようぜ」というメッセージで締めくくった。
その後、3グループに分かれ交代でグローブを使いながらボールを投げ合った。野球の経験がない児童がほとんどだったが、ボールをキャッチできるようになると歓声が上がり、何回も楽しみながらキャッチボールを繰り返した。
「初めは難しかったが、だんだんこつが分かってきて、うまくできるようになった」と高森奏さん。石丸瀬里菜さんは「大谷選手からグローブがもらえて、うれしい。みんなで仲良く使いたい」と笑顔で話す。
同校は、この日に合わせ野球ボールを購入。山縣校長は「全児童が使えるように、曜日を決めるなどして活用を広げていきたい」と話す。