下松市笠戸島の「国民宿舎 大城」(TEL 0833-52-0138)で1月8日、音楽ユニット「WA-OTO(ワオト)」のコンサートが開かれた。
ワオトは、シンガー・ソングライターの中西圭三さん、篠笛(しのぶえ)奏者の狩野泰一さん、ピアニストで作曲家の宮本貴奈さんの3人で構成する音楽ユニット。J-POP、邦楽、ジャズなどジャンルの枠を超え、「日本の心」を次世代に伝えようと活動する。
同コンサートは下松観光・産業交流センターと下松笠戸島開発センター(国民宿舎大城)が笠戸島の観光振興と下松の情報発信を目的に企画した。
和と洋をテーマに2部で構成され、周南市出身の作詞家・まどみちおさんの童謡メドレーや、下松の鉄道産業や星降伝説にちなみ、中西さんの作曲「Choo Choo TRAIN」や、「見上げてごらん」などが披露された。市内外から集まった約170人は、下松市の特産品「笠戸ひらめ」などの料理と共に音楽を楽しんだ。
1部の最後には花岡小学校吹奏楽部10人が出演した。中西さんが子どもたちの成長を思い作詞作曲し、NHK「おかあさんといっしょ」に楽曲提供した「ぼよよん行進曲」を一緒に演奏。軽快な曲調と子どもたちの熱演に観客は手拍子で応え、会場は盛り上がりを見せた。
同吹奏楽部は昨年11月に開催された全日本小学校バンドフェスティバルで銀賞を受賞した実力校。部長の國本未菜実さんは「プロと一緒のステージで緊張したけど、お客さんに応援してもらい、楽しんで演奏することができた」と話した。