下松市の商業施設「ザ・モール周南」内のスーパーマーケット「西友 周南店」が5月15日、25年の歴史に幕を閉じた。
西友の閉店と専門店街、食遊館、星プラザの営業継続を知らせるポスター
市内初の大型商業施設の核テナントとして1993年にオープンした同店。今年2月に発表された経営権譲渡に伴う閉店で、譲り受ける「イズミ」(広島県広島市)は2018年秋に「ゆめタウン下松(仮称)」としてオープンを予定する。同じく経営権が譲渡された「ザ・モール周南専門店街」と「食遊館」のエリアと、地元商業者らによる専門店街「星プラザ」は一部の店舗を除き今後も営業を継続する。
最終日のこの日、売り尽くしのセールが行われ、午前中から多くの客でにぎわいを見せ、18時からはスタッフがテナント入り口に整列し閉店セレモニーを行った。
西友店長は「1993年の開店以来、たくさんの地域の皆さまに支えられた25年間だった。感謝の言葉しかない。長い間お世話になりました」とあいさつ。「星プラザ」を運営する下松商業開発の職員やテナント従業員などからねぎらいの花束が贈呈された。閉店の瞬間を見届けようと集まった大勢の来店客からは「ありがとう」「お疲れさま」と声が上がり拍手が送られた。
下松商業開発の金織社長は「私たち地元のものがここまで歩んでこられたのは、西友さまのおかげであり、イズミさんにつないでいただいたことにも感謝したい。今後はイズミさんと共にさらに地域を盛り上げていきたい。引き続きご愛顧いただきたい」と話した。