徳山駅前図書館(周南市御幸通2)で5月18日、女子ハンドボールチーム「山口銀行 YMGUTS(ワイエムガッツ)」のチームお披露目式が行われた。
1954(昭和29)年から活動していた「徳山クラブ」を母体に、山口銀行が引き継ぎ支援する同チーム。18歳~25歳までの県内出身者14人の選手が所属し、日新製鋼周南製鋼所体育館などを拠点に週3~4日の練習に励んでいる。
同行によると小中高のジュニア層が全国大会などで優秀な成績を収めるなどハンドボールが盛んな山口県東部では、一方で大学生や社会人の受け皿が少なく、県外に優秀な選手が流出する事態が続いているという。
同行では、ハンドボールを地域資源の一つとし、支援を通じ地域活性化に貢献しようと2014年からクラブ選手を採用しており、現在は10人がグループ行員として働いている。
同式には、キャプテンの山根瑠美さんら5人が出席し、県の花「夏みかん」のオレンジ色と、調和と癒やしをイメージしたという緑色の2色のユニホームを披露した。続いて、山口県体育協会が有力チームを支援するトップスポーツクラブ指定証を同チームに交付した。
山根さんは「キャプテンとしてみんな引っ張り、良い成績を残して行くとともに、地域の皆さんに応援してもらえるようなチームにしたい」と話す。
同チームは5月20日、新ユニホームでの初陣となった「第23回ジャパンオープンハンドボールトーナメント 中国地区予選大会」で優勝し、8月4日から茨城県常陸市などで開催される本大会に出場する。